福岡ソフトバンクホークス 誕生ドキュメント
新生ホークス誕生ドキュメント
2004年12月24日、プロ野球オーナー会議で情報通信大手であるソフトバンクの参入が了承された。 それまで16年間に渡り福岡市民に愛され続けた福岡ダイエーホークスは、 小さな子供やお年寄り、若い女性など幅広い範囲にファン層を広げ、今や九州一円からファンを集める球団に成長していた。 ファンの想いは複雑だった。 親会社の経営不振は承知していたが、愛着のある応援歌やユニフォームは変わらないでほしい。 様々な想いが
ダイエー時代の終焉
2004年10月11日。この日、プレーオフ(於・福岡ドーム)で西武ライオンズと戦っていた福岡ダイエーホークスは、 延長戦までもつれ込む激戦を呈したが、惜しくも優勝を逃した。 それを前後して、東京にあるダイエー本社は主要取引銀行と熾烈な攻防戦を繰り広げていた。 同月13日、ついにダイエーが民間主導の自己再建を断念。産業再生機構に支援を要請した。 それはつまり、福岡ダイエーホークス球団の終焉を意味していた。
ソフトバンクが買収に名乗り
ダイエーが自己再建を断念すると、迅速な動きを見せたのがソフトバンクだった。 2004年10月18日、ソフトバンクの
ソフトバンク参入へ一歩ずつ着実に
球団の継続保有を訴えていたダイエーだったが、事態は一転。 2004年11月15日、ダイエーはプロ野球実行委員会にソフトバンクへの球団売却を進めていることを報告。 同月30日には日本野球機構(NPB)にソフトバンクへの売却を申請。 12月6日にソフトバンクに対するプロ野球実行委員会の公開ヒアリング、 同月20日にはソフトバンク参入がプロ野球実行委員会で承認された。 同月24日、プロ野球オーナー会議で参入が正式に承認されれば、いよいよソフトバンク球団の誕生となる。 ダイエーの自己再建断念からわずか2ヶ月。新球団誕生は、もう目の前まで迫っていた。
ファンの想い
ソフトバンクがホークス球団を買収し、翌シーズンからの参入へ着実に準備を進める中、 それまで福岡ダイエーホークスを応援してきたファンの胸中は複雑な想いでいっぱいだった。 何よりファンが気がかりにしていたのは、球団名、フランチャイズ、応援歌。 球団名「ホークス」は、南海ホークスの頃より60年以上続く伝統ある名前。 新球団となっても、「ホークス」の継続は渇望された。 また、ダイエーホークスがフランチャイズとして根を下ろした福岡には、 かつて、地元のプロ野球球団をなくした歴史がある。 市民の誘致で呼び戻したプロ野球球団を二度となくしてはならなかった。 そして、応援歌「いざゆけ若鷹軍団」はもはやプロ野球球団応援歌の代表格となっていた。
地元市民の熱い想い
そんなファンの熱い気持ちがソフトバンクの孫正義社長に届いた。 2004年12月17日、孫社長は地元財界との懇親会に出席。 地元有力企業11社の幹部や
“福岡ソフトバンクホークス”誕生
2004年12月24日。運命の日がやってきた。 オーナー会議でソフトバンクの参入が承認されれば、正式にソフトバンク球団が発足できる。 この日に新球団名やロゴが発表されることは地元市民にも周知されていた。 王監督や孫社長が福岡入りする午後から市内は騒然とした雰囲気に包まれていた。
午後17時過ぎ、オーナー会議でソフトバンクの参入が承認された。 福岡市内のホテルでパーティに出席していた孫社長は「先ほど参入が承認されました」と挨拶。 同18時頃に記者会見が行われ、 その席で新球団名「福岡ソフトバンクホークス」が発表された。 球団ロゴもダイエー時代のものを踏襲し、応援歌も歌詞を一部変更するのみで「いざゆけ若鷹軍団」の継続を表明。 孫社長の地元の熱い声に対する配慮がうかがえた。
The First Reception 2005~ベースボール・レボリューションを福岡から…~
2005年1月28日。この日、ダイエーからソフトバンクへ球団株が譲渡され、 福岡ソフトバンクホークスの正式発足が実現した。 翌々日の30日、福岡ドームに於いて新生ホークスお披露目&ファン交流イベントが催された。 ここで新ユニフォームや新応援歌が発表される。 通常、新ユニフォームのお披露目等は報道関係者のみの記者会見で済まされるものだが、 まず最初にファンに見てもらおうという新生ホークスの計らいだった。 観衆は超満員の34,000人を集め、多くのファンが新生ホークス発足イベントを満喫した。
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めざせ世界一!
2005年シーズンより新たな球団名、そして新たな戦力を加え、再出発したホークス。 そのスローガンは「めざせ世界一!」。 プロ野球界に革命の旋風を巻き起こす。見据える先は世界。 色鮮やかなレボリューション・イエローの光をいっぱいに受け、勇ましくその一歩を踏み出す。



